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３歳の私はおもちゃのマイクで歌を歌っていました。歌っている時の母の嬉しそうな笑顔が、歌を好きになるきっかけとなりました。

高校を卒業すると、どうしてそんなことを思えたのか、、今となっては本当に勢いに拍手！なのですが、

「私、音楽で食べていきます！」と、掛け持ちしていたアルバイトを３つ、同時に全部やめてしまったのです！

夢があるって、すごいエネルギーですよね！そのあとCDを自主制作し、路上ライブで販売する、という生活をしばらく続けていました。

ただ、、、、

その後、私の心はどんどん閉じていきました。
周りの人が怖くなって、
孤独の悪循環の中にいました。

ついに声も出しづらくなってきた頃に、手を差し伸べてくれた事務所の人たちのおかげで、
その後音楽をお仕事にしていきます。

音楽を仕事にすると決めてからは、
３年間、北海道から広島まで、音楽旅人生活を続け、お世話になっていた事務所を卒業。

しばらくフリーランスでの活動を自由に楽しんでいたのですが、
その後、心が折れかける出来事がありました。

発声障害の発症です。声が詰まり、挨拶の声は目の前の人に届きませんでした。

思うように歌えない、思うように声が出ない、
そんな時期が2年間、続きました。

その間は音楽から離れ、
今までとは１８０度違うライフスタイルで生活。
その中で何度も何度も、自分の心と向き合いました。

歌が好きだから歌う
こんなシンプルな気持ちに、やっと気付けた時には、
身体も心も声も以前とは変わっていました。
　
「歌が大好き」
「声を使って表現できることは、幸せ」
　
心の底からそう言えるようになったことは、
私の発声障害の経験がくれたギフトなのです。